キアヌ・リーブスが主演する映画「ジョン・ウィック」シリーズの第3弾、「ジョン・ウィック・チャプター3:パラベラム」のアクションが凄すぎました。
公開初日に劇場で見てきましたが、アクションの進化が止まらないというのが第一印象です。
凄すぎて鑑賞中は前のめりになってました!
これまで様々なアクション映画を見てきましたが、ここまでバラエティ豊かなアクションで楽しませてくれる映画はなかなかないでしょう。
銃(ガン)と体術(カンフー)を組み合わせた新感覚アクション「ガン・フー」をはじめとした、様々な〇〇・フーで私たちを楽しませてくれます。
本作で魅せてくれるアクションについて詳しく見ていきましょう。
映画「ジョンウィック3:パラベラム」あらすじ
本作は、前作「ジョン・ウィック2」ラストシーンの直後から始まります。
前作のラストで、怒りのあまりに、一流殺し屋が集うコンチネンタルホテルの絶対の掟である「ホテル内で殺しはおこなってはいけない」を破ってしまった、主人公のジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)。
聖域であったコンチネンタルホテルから追放されたジョンを待っていたのは、闇の組織による粛清です。
裏社会の頂点に立つ闇の組織、主席連合(ハイ・テーブル)によって1400万ドル(後に値上げで1500万ドル)もの賞金がジョンにかけられ、全世界の殺し屋たちのターゲットとなってしまうのでした。
様々な刺客たちが、最高の賞金首となったジョンめがけて襲い掛かってきます。
戦い続きのジョンは、満身創痍の中、この絶体絶命の窮地を乗り切ることができるのでしょうか・・・。
アクションはここまで進化した!「ガン・フー」以外にもこんなにあるよ
ジョン・ウィックシリーズの過去2作で有名になった「ガン・フー」に加えて、本作から登場する新たなアクションがたくさんあります。
本作の見どころアクション
- 「ガン・フー」
- 「ナイ・フー」
- 「刀(トウ)・フー」
- 「犬(ドッグ)・フー」
- 「馬(マー)・フー」
- 「バイ・フー」
- 「本・フー」
などなど。
なんとキアヌさん、これだけバラエティ豊かなアクションにほぼノースタントで挑んでるとのこと。
トム・クルーズもびっくりだね!
本作の構想はとても野心的だから、撮影の4カ月前からトレーニングを始めたんだ。
(インタビューでの本人談)
戦闘シーンは多種多様で、格闘技や銃バトルだけでなく、オートバイ、乗馬、犬なども操るから、トレーニングはとても過酷だった。
でも、正直に言うとそれが好きなんだ。
僕はこのキャラクターと「ジョン・ウィック」の世界を愛してるんだ」
と、キアヌ・リーブス本人も、ジョン・ウィックシリーズへの愛を語っています。
それでは、具体的にそれぞれどんなアクションだったのか、感想をまとめていきます。
ガン・フー
シリーズおなじみの「ガン・フー」。
ジョン・ウィックといえばガン・フーみたいなとこがありますよね。
ガンアクションの中にカンフーの動きを取り入れた新感覚アクションです。
カンフーといいつつ、柔術の印象が強く、柔道の投げ技的な動きをよくしているイメージがあります。
対多人数戦でもバシバシ捌いていく、流れるような動きは必見です。
ナイ・フー
なぜこの言葉を混ぜようと思ったのか、カンフー要素が消えてナイフ要素が前面に来てしまう気がしますが、そんなことは関係ありません。
今までのナイフ捌きといえば、トランスポーター2冒頭やエクスペンダブルズシリーズのジェイソン・ステイサム兄貴が有名です(主観)。
前作では鉛筆で魅せてくれたジョンウィックですが、今作ではナイフアクションも披露してくれます。
刀(トウ)・フー
もうこの辺りのアクションに関しては、キアヌだけじゃありません。
敵もすごいです。
敵の忍者軍団が披露してくれる刀・フー。
頭領はマーク・ダカスコス、脇を固めるのは「ザ・レイド」シリーズからヤヤン・ルヒアンとセセプ・アリフ・ラーマンの二人です。
このメンツだと戦闘力高すぎなのでは。
ヤヤン・ルヒアンとセセプ・アリフ・ラーマンはキアヌと2対1で戦ってたけど、それぞれ1対1のタイマンももっと見たかったなーというところ。
「ザ・レイド」繋がりでイコ・ウワイスもぜひ加えていただきたいところ。
ジョンウィック4に出演していただけると泣いて喜びます。
マーク・ダカスコスの華麗な廻し蹴りももっと見たかったですね。
犬(ドッグ)・フー
これは、本作の第2の見どころといっても良いと思います。
それぐらい本当に良いアクションシーンでした。
過去2作では、キアヌ演じるジョンウィックは一人で孤独に戦ってきました。
しかし今作は共闘シーンがあるんです。
これがまたたまりません!
ソフィア(ハル・ベリー)と彼女が飼ってるシェパード2匹とジョン・ウィックが共闘するシーンがありますが、これがまぁたまらなくかっこいいです!
絶妙なカメラワークで2人と2匹の息ぴったりのアクションが楽しめます。
ソフィアのガン・フーもバッチリ楽しめてお腹いっぱいになることでしょう。
馬(マー)・フー
初めて聞いたときはなんだこの音の響きって思いましたよ。
マーフーって。くすくす影で笑ってた日もありました。
声を大にして言いたい。笑ってすみませんでした。
予告編でちらりと披露された、乗馬中に馬の側面に回り込んで身を隠しながら射撃するシーンだけかと思ってたけど違ってました。
馬をああいう風にアクションに絡めて使ってくるとは。
あれなら納得です。
都心を馬で疾走するシーンは、シュワちゃんのトゥルーライズが頭をよぎってました。
名作だもんね。
バイ・フー
あれだけ刀を振り回してバランス崩さないのはすごいですね。
バイク×刀はありそうでなかったような気がします。
(と思ってたけど、「悪女」の方が先?)
ただ一個だけ、ホイールに刀突き刺してクラッシュさせるシーン、あそこは刀突き刺してなくてもそのまま前の車に突っ込んでたんじゃないのかなって思っちゃったけど、きっと気のせい。
本・フー
なんて読むのか問題が起きる本・フー。
これはそのままホン・フーと読むのか、馬(マー)・フーにならって中国語読みでベン・フーと読むのか、気になって夜しか眠れません。
未だに謎を残したまま。
最初の前菜的な位置付けのアクションなので比較的軽めです。
図書館では辞書ですら武器にしてしまうジョンウィックはさすがです。
しかし暗殺者たるもの時間は守って欲しいですね。
映画「ジョン・ウィック3:パラベラム」感想まとめ
1作目・2作目とアクション面に関して見る前の期待をそれぞれ超えてきた、「ジョン・ウィック」シリーズですが、正直本作に関しての見る前のアクションへの期待値は相当なものでした。
これまでのシリーズの出来から、アクションシーンに対して上がりに上がったハードルを、軽々超えてきたな、というのが率直な感想です。
「あぁ・・・これは・・・おぉ・・・」って終始心の中で思いながら、前のめりでスクリーンに釘付けになってました。
ワンちゃんとの共闘のとことか、特に言葉を失ってました。
かっこよすぎでしょ。
こんなにかっこよくてスタイリッシュなアクションシーンを、これでもかと見せつけてくれる「ジョン・ウィック3:パラベラム」。
最高の映画でした。
まだ見てない方は、ぜひ鑑賞することをおすすめします!
キアヌ・リーブス渾身のアクション満載の本作は、アクション映画の歴史に名を刻むことでしょう。